生きていることは奇跡

生きているということはそれだけで本当に奇跡なんだと、最近強く感じます。

そして、この命も決して永遠には続かないということも、徐々に衰えていく記憶力や低下する体力、増え続ける白髪といったいわば「老い」を感じるたびに思います。明日、同じベッドの上で朝を迎えられるかどうかは誰にもわからないのです。

でも、一つだけ言えることは、いまこの“瞬間を大切にする”ということです。過去に囚われるのではなく、未来に縛られるのではなく、いまここにある自分を大切にすることが、最終的な人生の豊かさや充足につながるのだと感じています。

そこには何かの生みの苦しみや苦労もあるかもしれません。でもそれは、いま必要なことなのだと僕は思います。ギターを弾いているときの自分は、まさにいまそのものに向き合い続けている感覚でいっぱいになります。そこには楽しさも苦しさも何もかもが包含されています。

そして、振り返ると、さまざまな人との交流とともち音楽が生まれているのです。